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ユーザー訪問

アグリアシストシステム(株)

岡山県津山市
アグリアシストシステム(株) 様

写真右は石原代表、左は福島役員

ここ津山市は岡山県北部に位置する盆地で、日中温度差のはっきりした地域です。ここでは、稲WCS生産体系を早くから取り入れ、現在でも先駆的なモデル地域となっております。
今回訪問したアグリアシストシステム(株)様は平成21年3月にコントラクター組織から独立して現在の会社を設立。お二人とも酪農家ですが、受託作業も請け負っておられます。受託先の方々から信頼される「耕畜連携の橋渡し役」をしながら県全体の受託作業を勢力的にこなしておられます。

作業人員が2.5人から2人へ削減!

人員構成は役員3名アルバイト3名で、平成21年設立当時の作業面積はトウモロコシ13ha、稲WCS17ha、ソルゴー4ha、牧草20ha、堆肥散布16ha。平成23年にはトウモロコシ20ha、稲WCS43ha、ソルゴー5ha、牧草24ha、堆肥散布20haに拡大し、その内トウモロコシ、稲WCS、ソルゴーを汎用型飼料収穫機2台で2チームに別れ作業をこなしています。
以前の収穫体系は収穫作業・ロール作業・ラップ作業を2.5人でこなしていたが、この汎用型飼料収穫機を導入してからは収穫とロールを一緒に行える分、ラップ作業と合わせて2人で済む様になった。現在は汎用型飼料収穫機と自走ラップマシーンを2セット導入しており、2人ずつ2チームに分かれて作業を行っている。受託面積も会社設立当初から比べると格段にUPし、今後も多くの畜産農家の役に立てる様頑張っていきたい。

中山間地にも持ってこいの作業性能!

水田圃場もさる事ながらトウモロコシ畑も3a〜5aの圃場がざらにある。このような条件でも汎用型飼料収穫機は360°ターンができ、圃場への進入・圃場内での作業も楽にこなしていける。多くの条件で作業ができるため、作付け農家側にも安心して品目を変えて作付けしていただいている。

乳酸菌を添加しなくても高品質のロールができる!

良いベールをつくるにはより良い乳酸発酵が必須。汎用型飼料収穫機でつくったベールは稲の茎を潰して細断する事で機密性を増し、空気の少ない高密度な状態でラッピングする事で乳酸菌の活動が活発化する。添加材がなくてもそれを食べる牛とお客(ベール購入者)に愛される品質が確保できている。おかげさまでウチのベールの愛好家も増えてきており、今後もこの信頼をつなげていきたい。


アグリアシストシステム(株)様は畜産業界におけるエサの問題に対し、生産側の立場として多くの畜産農家の助け舟となり、ひいては国産自給飼料増産へのキーマンとなっていかれる事でしょう。そして、これからも畜産農家と耕種農家の相談役「橋渡し役」として頑張っていって頂ける様、当社もより一層のバックアップを進めて参りたいと思います。

2012年4月23日
レポート/中国営業所 見世竜慈

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