ユーザー訪問 ~現場の声が未来をつくる~

吉田智英様

北海道紋別郡興部町
吉田 智英 様

85頭の経産牛と75haの牧草地を支える収穫体系

お客様の紹介

吉田智英様は、ご家族で牧場を運営されており、約85頭の経産牛を飼育されています。約75haの牧草を作付けされており、飼料の自給にも力を入れられています。
牧草の収穫では、主に自走ハーベスターによるキザミサイレージ体系を採用されています。自走ハーベスターでの作業が難しい傾斜のある圃場では、トラクタ牽引式のロールベーラによる収穫を行われています。
ロールベーラでの作業面積は、年間で1番草25ha、2番草40ha、3番草40haにも及び、収穫された牧草は、育成牛の飼料や販売用として活用されています。


所有作業機

エサづくり
CT6400、VCW1621W


地域の特徴

興部おこっぺ町は、北海道オホーツク沿岸に位置する自然豊かな町です。酪農と水産業が盛んで、高品質な生乳を生かしたチーズ・バターなどの乳製品や、オホーツク海で水揚げされるホタテや鮭、毛ガニなどの海産物が特産品です。
四季ごとに表情を変える自然も魅力で、春には桜が咲き、冬には流氷が訪れるなど、四季折々の自然の表情を楽しむことができます。

吉田様の声

ロールベール体系での収穫作業は1人で行っているため、刈取、集草、梱包などの一連の工程を少しでも省力化したいと考えていました。
CT6400とロールベーラによる同時作業体系を導入したことで、従来と比べて作業効率を大きく向上させることができました。
また、牧草地が沿岸部にあるため、比較的に草量の少ない2番草・3番草では、集めた草が風で飛ばされることがありましたが、コンビ作業では集草後に即成形するので、風のある日でも安心して作業できています。
ct6400

CT6400の導入により作業効率は向上しましたが、ラップ作業は牛舎仕事後の夜間に行っていたため、体力的に負担を感じていました。そんな中、近隣の方からの勧めやホームページ、YouTubeの情報をきっかけにVCW1621Wに興味を持ち、実演を依頼することになりました。
実演当初は「傾斜地でうまく作業できるのか?」という不安もありましたが、問題なく作業できることが分かり、導入を決定しました。
現在では、牛舎仕事の前にラップ作業を終えられるようになり、夜間に余裕が生まれています。また、従来は後日に行っていたベール運搬作業も夜間にできるようになったため、作業効率の向上に繋がりました。さらに、エサの発酵品質も良好で、嗜好性が良くなったことも大きな成果です。
操作系の更なるスマート化や、より傾斜地に適応した選択肢が増えるとさらに頼もしいですね。これからもタカキタの機械を活用して、より良いエサづくりを続けたいと思います。今後の機械の進化にも期待しています。
vcw1621w

製品


2025年9月23日
レポート/北見営業所 横山 亨

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