長期経営計画 Offensive120

タカキタは、自然資源や地球が持つ豊かな恵みを、すべての人々に届ける使命を果たすために、革新的な技術と製品の開発に取り組んできました。
この取り組みをさらに進化させるために私たちは「長期経営計画Offensive120」を策定しました。

「Offensive120」策定の背景

近年、社会や経済、地球環境は大きく変化し、多くの問題が浮き彫りになっています。
環境問題への対応、食料自給率の向上、持続可能な農業基盤の構築など、農業機械業界に関わる当社の社会的使命は、これまで以上に重要性を増しています。
このような環境下で、2032年度におけるタカキタのあるべき姿を実現し、これらの課題に取り組むために、「Offensive120」を策定しました。

「Offensive120」について

「Offensive120」は、私たちの企業理念である「Takakita Philosophy」を起点とした戦略です。
この理念は、スローガンである「豊かな未来への道をつくる」「恵み豊かな大地を守る」と、パーパスである「未来をつくるイノベーションで、地球からの恵みをすべての人に届ける」から構成されています。
これらの理念を具現化するための戦略が「Offensive120」です。

ビジョン

社会の課題を独自の価値観による製品提案で解決する

社会が直面する課題を解決するために、独自の価値観を基にした製品提案を行います。これにより、持続可能な社会の実現に向けた貢献を果たし、より良い未来を創造します。

製品開発でグローバルニッチ市場のニーズに応える

世界に通用する品質・コスト・納期を実現させブランドの浸透を図り、各国・地域が抱える農業の課題解決に貢献します。

お客様の「期待」を超える製品・サービスを提供する

生産現場のニーズを汲み取り新機軸の製品、ソリューション提案を実施し、持続可能な農業の実現に貢献します。

ビジョン実現に向けた経営戦略

基本戦略

国内の農機ビジネスをコア事業としながらも海外市場への拡大・展開を図ります。

3つの戦略

  1. 国内農機事業
    農業の省力化に対応する製品の開発を目指し、その一環として畑作、果樹、水田市場への参入を通じて事業の拡大を図ります。さらに、スマート農業の実現に向けて製品のICT化を進めるとともに、大型から小型までの製品ラインアップを拡充し、より多様なニーズに対応することを目指します。
  2. 海外事業
    既存市場で事業領域を拡大し発展を目指す一方で、新規市場の開拓を進めます。さらに、グローバルニッチ市場でも新規市場の開拓を目指します。
  3. 製造部門
    2つの農機工場と軸受工場の連携を図り、それぞれの工場が持つ特性と能力を最大限に活用することで、最適な生産体制の構築を目指します。

中期事業計画の位置づけ

「Offensive120」の達成に向けて、中期事業計画は重要なステップとなります。

2023年から2025年度の中期事業計画では、売上高85億円、営業利益率8.5%、ROE10%以上の目標を掲げ、この中期事業計画を通じて、長期経営計画の目標を達成することを目指します。

長期経営計画の目標

  • 2032年度までに売上高100億円超、営業利益10億円超の達成
  • 過去最高※の営業利益を更新(※2023年計画当時は、2017年度833百万円)
  • 営業利益率10%以上を安定的に確保
  • ROE10%以上を安定的に確保
  • 海外事業において全社売上高の20%以上を確保

  注記:2023年度(2024年3月期)に営業利益972百万円を達成し、過去最高を更新しました。