ユーザー訪問

高知県高岡郡四万十町
営農支援センター四万十株式会社
代表取締役 熊谷 敏郎 様
お客様の紹介
営農支援センター四万十株式会社様は、後継者不足などの課題を抱える農家の農地を預かり、有望な作物を栽培・管理・収穫することで、地域農業の維持と発展に多大な貢献をされています。
同社は、従業員5名、臨時社員10名から成る組織体制で、大豆35ha、生姜1.4ha、飼料イネ110ha(直営圃場70ha、受託圃場40ha)を含む広大な農地を運営されています。
特に稲発酵粗飼料(WCS)関連事業は売上の大半を占めており、効率性を追求した作業が行われています。例えば、細断型ホールクロップ収穫機(WB1040DX 2台・WB1030DX 1台)と自走ラップマシーン(SW1121D 2台・SW1120D 4台)を使用し、WB1台につきSW2台を配置することで、多い日には1日あたり6haの収穫作業を実現されています。収穫されたWCSロールは地域の畜産農家へ販売され、地域畜産業の発展に寄与されています。
地域の特徴
清流、四万十川の中流域にあたる四万十町は、2006年に窪川町、大正町、十和村が合併して生まれた町です。昔から農林業が盛んで、仁井田米やニラ、生姜、ピーマン、四万十百合、シイタケなどが特産となっています。
環境省の『快水浴場百選』にも選定された興津海水浴場やオートキャンプ場などがありレジャーの拠点でもあります。
熊谷様の声
細断型ホールクロップ収穫機 WB1040DX
WB1040DXは小回りが効くため、中山間地の小さな圃場でも効率のよい作業ができます。
コンバインのオペレータが多く使用していますが、WB1040DXは基本的な作業がコンバインと同じ感覚で行えるため扱いやすいです。
成形されたベールは固く梱包されており、飼料イネは細断されているため、畜産農家が扱いやすく、求められる飼料として販売しやすいです。
自走ラップマシーン SW1121D
SW1121Dは、HSTレバー1本での操作が可能で、作業の大半が自動化されるため、作業者の負担を軽減してくれます。
ベールのたておろし機能により、稲株がラップフィルムを傷つけることを防ぎ、後続作業がスムーズになりました。
また、ベールをトラックに直接積み込むことができるため、運搬用作業機を圃場まで移動させる手間がなくなり、効率的に作業を進めることができます。

2025年4月22日
レポート/中国営業所 北川昌義